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流行性角結膜炎(はやり目)について

更新日:2023年11月14日

9月下旬から流行性角結膜炎(はやり目)の患者さんが急増しています。”保育園で流行っている”とお子さんの受診が多かったのですが、最近は大人のはやり目の方も増えています。

はやり目はアデノウイルスによって起こる大変伝染力の強い結膜炎です。普通の結膜炎とは違い、あとで角膜ににごりが出て視力が悪くなることがあるので注意が必要です。

症状として、目が赤くなる・目やにや涙が増える・目がゴロゴロする・目が痛い・眩しく感じる・耳の前のリンパ節の腫れ等がみられます。子どもは、からだのだるさや発熱を伴うことがあります。


はやり目に処方される抗菌点眼薬やステロイド点眼薬は特効薬ではありません。点眼を始めても4〜5日くらい症状が改善しないで悪くなることもありますが、しっかり点眼を続けて下さい。ステロイド点眼薬の長期使用は緑内障や白内障を引き起こす可能性がありますので、処方通りの期間で回数を守って使用するようにしましょう。


保育園や学校は休む必要があります。仕事もお休みした方が良いと思いますので、職場でご相談を。症状は1〜2週間程度でおさまりますが、治ったかどうかは自己判断をしないで眼科を受診して診断を受けて下さい。


気になる症状のある方は受診をお勧めします。






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